徳田 祐希

日本の魅力を世界へ届ける！世界へボカン株式会社設立

SEO業界へ足を踏み入れたきっかけ

イギリス留学中、個人や企業が英語やマーケティングに不慣れなために委縮してしまっていることを感じていました。

企業や産業に置き換えてみても、日本はせっかくいいものを持っていてもアピールが苦手で、本当の魅力が世界に届けられていないという現状にもどかしさを抱いていました。

こうした留学時に感じた思いや、海外へ拡大できていれば持続できていたであろう父親の会社が倒産した経験から、「日本の魅力を世界へ届ける仕事がしたい」という思いが強くなり、それが今や自身のライフワークとなっています。

新卒で経験を積み、世界へボカン株式会社を設立

イギリス留学時に「日本の魅力を世界に伝える仕事」と調べてみました。そこでGoogle検索で上位表示をしていた「ポータル・ジャパン株式会社」との、SEOから始まった偶然の出会いがターニングポイントです。

Webマーケティングやインバウンド集客支援などのコンサルティングを行っていた同社で6年経験を積んだのち、MBOで2014年に世界へボカン株式会社を設立し、現在に至っています。

海外SEO 18年の経験

ずっと変わらない「足を運んで魅力を知る・伝える」

ミッションの根幹にあるのは、「地方に足を運んで、魅力をきちんと知る」こと。

以前、地方の工場見学をした際に、Web上では伝わっていないこと、お客様自身も気付いていない優位性や価値がたくさんあることに気付いたのがきっかけです。

“自分たちが気付かないとお客様もエンドも気付くはずがない”という思いで何度も足を運び、理解を深め、魅力を知ることから始めるようにしています。

海外SEOの進め方・コツ

海外SEOにおいては、国ごとのユーザーの検索意図の違いに対応したPLPの徹底が重要だと感じています。

海外ユーザーが日本の製品をわざわざ購入するには「買う理由を作る」ことが必要不可欠です。そのため、購入に至るまでの安心感を高める情報提供と購買背景の理解が大切。

そこで、単にテクニカルなSEOだけでなく、一番欲しい情報に遷移させること、そして現地のユーザーヒアリングを通じて安心した購買行動につながる情報を網羅することを第一に心がけています。

SEOの進め方は日本と大きく変わらず、定性的な情報（顧客理解）、その後に定量的な実データ（AhrefsやSearch Consoleなど）を用いて細かくチューニングしていくなど、PDCAサイクルを回しながら進めるやり方がベースです。

上位表示＜価値を届けて購買へつなげる

まず「勝利条件」を明確にし、3C分析（市場、競合、自社の理解）徹底することで、目標が現実的であるかを検証し、その上で最適なチャネルと訴求方法を決め、施策に取り組むようにしています。

たとえ、SEOで上位表示を獲得できたとしても、クライアントの目標に届かないパターンは望ましくありません。そのため、上位表示よりも、企業や商材の魅力や価値を届け、購買へつなげることを大事にしています。

世界へボカンの想いや考え方

同じ想いを持った仲間が集まった組織体制

メンバーは、海外に住む日本人と日本に住む外国人が多く、日本の魅力を感じている反面、それが発信できていない・伝わっていないはがゆさを感じている現状がありました。

「日本の魅力を世界に伝える」というミッションを発信し続けたことで、それに共感し同じ想いを持った仲間が集まり、尽力してくれています。

積極的な情報発信と当事者意識

情報発信では、自分たちの言っていることとやっていることを一致させることが第一。

自分たちが大事にしているところを中心に発信することで、「御社のミッションが素敵だし、実際に行動している（足を運ぶ）、だから信頼できる」と任せてもらえることが多いです。

また弊社は、会社の成長の指標を「売上」で見ることはしていません。「お客様を勝たせられたかどうか」で見ています。

どんなに知見があっても勝たせられなければ意味がありません。せっかく魅力や価値のあるものもどんどん埋もれてしまう…そんなときこそ自分たちの出番だと思っていますし、社員全員がお客様を勝たせるために当事者意識を持って動ける組織づくりを行っています。

メッセージ

海外SEO・海外マーケティングができる環境が少ない中で、海外留学経験者やSEOキャリアで悩んでいる方がいれば、ぜひお気軽にお声がけください。